2018年01月31日
首を前にする人と後ろにすると痛い人の差
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昔よく患者さんからテレビで放送された内容を聞かれるので一応チエックしてました。あまりに内容がないので最近は見ていないのですが、しばらくぶりに見ましたが惜しい、はしょりすぎ。症状を診断する前提が示されていないのと、結論があおりすぎです。ドクターの説明は正しいのだが、ハッタリを効かせたナレーションが信憑性を落としています。視聴率の為には必要なハッタリなのでしょうが少し問題です。おそらくドクターが伝えたかったと思われることを補足をします。まずドクターは整形外科医です、つまり症状が器質的(骨の損傷や筋肉や神経の座礁など)な問題か機能的(筋肉が硬直していたり血行不良など)な問題化を判別してそれに応じた処方をするわけです。番組では炎症が起きているという表現で器質的な問題を指摘するるのですが、実歳の対策法は機能的な問題がある人のものです。多数派である単純な筋肉のコリからくる人用の運動メソットの紹介は正しいです、出来るか出来ないかは実践する人しだいですが。では何が問題かと言えば冒頭の炎症があるなど器質的問題があるケースの注意点がすとばされている点です。ドクターの専門はそちらのはずなのでチョット酷な作りだなと。基本的に器質的問題のある人は番組で紹介したメソットは痛くて出来ないのですが稀に感覚が麻痺していたり、我慢強かったりして却って悪化させてしまう人がいます。機能的問題(ただのコリ)でも極限まで固まっている人ではさらに傷める場合もあります、最後の一撃になってしまう事もあります。これぐらいの状態の時はマッサージでもいっちゃう人はいます。このレベルまで消耗している人は治療に来て欲しいのですが無理な時は休んでください、ひたすら寝て下さい。基礎疾患がない人なら三日間おとなしくしていれば踏みとどまれるはずです、例外も当然ありますが。器質的、機能的問題どちらでも番組中の診断方や運動で痛みがでるならそれ以上はしないことです。どれぐらいの痛みまでなら大丈夫なのかと聞かれますが、激痛を我慢してしまう人もいるので厄介です。身体を動かしている時に苦しいながらも伸ばされている感じや何らかの充実感があるときは安心して行って下さい。よくリハビリの体操で悪化させる人もいるので無理(痛み)は要注意です。